収納のコツは測ることと柔軟性
インテリアを楽しむには、整理収納も大事
我が家の収納についてご紹介します。
私は整理収納アドバイザー1級の資格を生かして、自宅の収納はもちろん友人宅などの整理収納アドバイスを行っています。
アドバイザーの視点からお伝えしたいのは、インテリアを楽しむためには、整理収納も大事だということです。
どんなに素敵な家具を持っていても、その上に荷物が置かれてしまっていては台無しですよね。
特に見せたくないごちゃごちゃしたモノはそれぞれに収納する場所(住所)を決めてあげると散らかりにくくなります。
我が家は中古マンションの室内をフルリノベーション(全部壊して1から間取りを作ること)をしたのですが、収納部分はしっかり計算してサイズ決めをしました。
ちなみに我が家の作り付けの収納は主に2箇所です。
1)書類や文具類のまさにごちゃごちゃしたモノを収納する扉付き収納
2)お洋服や季節家電を収納するウォークインクローゼット(WIC)
扉付き収納は工務店さんにお願いして作ってもらったスペースです。扉も他の建具と同じカラーを塗ってもらったので、部屋に馴染んでいます。
収納は奥行きが重要
扉付き収納は幅55cm×高165cm×奥行40cmとコンパクトながらも、無印良品の収納ケースがぴったり収まるように計算して設計しました。
無駄なく使え、収納量もかなりのモノです。
これから家作りをする友人にもいつも言っているのですが、このような棚収納の奥行きは最低限にすることが無駄なく使えるコツです。
奥行きばかり深い棚収納は引き出しケースやファイルケースなどと奥行きが合わず、使いづらいことが多いです。
奥行40cmはぴったり収まり、出し入れしやすいです。
ちなみにここには文具類、取扱説明書、家購入時の書類、カード・名刺入れ、公共料金の領収書、夫婦娘のそれぞれの必要書類をメインに入れています。
玄関横にあるので、折り畳み傘やシューケアの用品もこのファイルボックスに収納。
インテリアに合わせにくい、分電盤もこの中に入れ込みました。
クローゼットはどこに置く?
ウォークインクローゼットはあえて扉は付けず、ロールスクリーンにしました。
扉を付けるときっと重たい印象になりそうと感じたのと、1.5畳と狭いので通気性を考慮して、ロールスクリーンを選びました。
一般的にクローゼットは寝室にあるお家が多いと思いますが、賃貸時代から寝室にクローゼットがあるのがどうも、もったいない気がしていました。
何がもったいないかというと、クローゼットの扉の前1mくらいは何もものが置けないということ。そのせいで、家具の配置も限られてしまうのがどうも嫌でした。
この家を作る際の絶対条件は過ごす時間の長いダイニング&リビングをできるだけ広く取ることでした。なので、寝室は極限に狭くすることに。
それならば、と、寝室にクローゼットを置かず、別にウォークインクローゼット設けることにしました。
壁3面にガチャ柱と呼ばれるスリットを入れてもらい、可動棚と可動パイプを選びました。棚やパイプの幅サイズは2種類だけにして、左右などで入れ替えられる仕組みに。
生活スタイルに合わせて、上下左右を組み替えています。この3年間でも結構動かしていますよ。
無印良品の引出しと合わせて、家族3人分のお洋服を収納しています。