中古物件フルリノベ、私はこうしました
リノベーションにかかった期間
設計から工事、引き渡しまでのスケジュールは、設計に3ヶ月ほど、工事は1ヶ月で完了しました。ちょうど年末年始を挟んでいたので、現場が立て込んでいたそうでしたがそれでも早いほうだと思います。
相談したことのあるリノベーション会社は、設計から引き渡しまでトータル半年以上かかるのが普通でした。二重家賃を抑えるにも工期が短いのはありがたかったです。
設計の3ヶ月のうち最初の1ヶ月はほとんどをショールーム巡りにあてました。
キッチン・お風呂・トイレ・フローリング・ドア・カーペットなどを、ショールームで実物を見て決めていきました。巡った数は10社以上! 毎週末ショールーム巡りするのが、楽しかったです。
キッチンに関しては5社ほどで検討しました。
間取りからしてキッチンが我が家のメインになりそうだったので、キッチンスペースには一番お金をかけようと判断しました。そして選んだのがトーヨーキッチンです。
お風呂に関しては、実際に見に行って湯船の入り心地などを確かめる事をおすすめします。
同じサイズのユニットバスでも湯船のカーブなどのデザインによって、湯船の広さが変わってくるんです。
私たちは2社で決め切れず、後日もう一度湯船に入るために各ショールームを再訪しました(笑)
ショールームは、予約すれば工事業者と一緒でなくても、個人で見に行けます。希望に応じて出してもらったミニチュアを元に色などを選んで、組み合わせていきます。
ショールームで見積もりを出してくれますが、この値段はあくまで上代(定価)。工務店さんを通すことによって下代(卸値)が変わってきます。
工事中の工務店さんとのコミュニケーションは大事です。
工務店さんとは工事に入る2ヶ月前に打ち合わせをしました。
ショールームで決めてきた設備を元に工務店さんに図面へ落とし込んでもらったり、見積もりを出してもらったりして、打ち合わせの場で再度調整してもらいました。
結果、とても精度の高い立面図まで作ってくださりました。(私の注文が多すぎたせいかも。笑)
余談ですが工務店さんの事務所と我が家が遠かったので、中間の某コーヒーショップで毎回打ち合わせをしていました。そこのインテリアが好みだったので、インテリアのイメージをするにも都合良かったです。
その後、工事期間中も新しい設備が入ったら都度工務店さんからメールで写真が送られてきて、チェックできました。
このようなやり取りができたので、完成後の「ここが想像と違う!」も防ぐことができました。たとえば、ある日送られてきた写真。
工務店:「洗面シンクが付きました!」
冬だったので、夕方のこの写真は暗めです。でもなんだか違和感。
私:「洗面シンクはホワイトですよね? ベージュっぽく見える気がして……」
調べてもらったらなんと、設置されたシンクの色はベージュだったのです。
この洗面シンクはホワイトを愛用している方が多く、そもそも色が選べることを私も工務店さんも見落としていました。しかし、メーカーのオーダーのデフォルト色はベージュだったらしく、間違えてオーダーされていたのでした。
でも次の日には手配してくださり、3日後にはホワイトに付け替え完了してくれました。入居してから交換となると、結構面倒だったはずです。
毎週末、現場に行って進行状況の確認もしました。毎度ウキウキが止まらなかったです。
候補の壁紙も悩みましたが、最終的にはお天気の良い昼間に現場で決定。
こうした日々の工事のやり取りの現場確認を怠らないことも大事です。入居してからこうじゃない、ああじゃないってなりたくないですもんね。
コミュニケーションって本当に大事だと思います。
ご近所への挨拶回りも大事
新築とは違い、中古物件をリノベーションするには近隣の理解も大切です。しかもフルリノベーションで壁などを取り壊すので、騒音も気になります。
工事前に物件へ行き、同じフロア全部屋と上下のお部屋の方へ挨拶回りをしました。皆さま「お互い様ですよ」と言ってくれて安心でした。
しかし、解体をする日にあまりのコンクリート破壊音に下の階の方からご指摘が……。
事前に顔を見せていたことと、工務店さんも騒音の出る時間を決めるなど的確な対応をしてくださり、なんとか乗り切れました。
どちらもできていなければ、大きな問題になったかもしれません。
同じマンションでも隣に住んでいる方を知らないこの時代、ご近所さんと顔合わせて話すことは大事だと痛感しました。もちろん次の現場確認でもお詫びしに訪問しました。
このように住む前の準備をしっかりしたおかげで、快適に過ごせる大好きな家ができました。
もちろんこうすればよかったなと思うところは、少しはありますが後悔するほどの事ではありません。