
私が狭い家を選んだ理由【物件探し編】
我が家は「中古マンション・フルリノベ」
私たち夫婦は3年半前に築45年超のヴィンテージマンションを購入して、フルリノベーションをしました。今回はリノベーションを選択するに至った経緯、そして物件選びについて紹介させていただきます。
フルリノベーションとは、全ての壁や設備を取り払い、スケルトン状態(空の状態)にしてから新しい間取りや設備を入れることです。


家探しを始めたきっかけ
以前は、夫婦それぞれの会社から近い利便性の良い賃貸マンションに住んでいました。利便性は良い反面、家賃はなかなか高く……。
子どももまだいない段階でしたが、将来の事も考えてファイナンシャルプランナーさんに(以後FPさん)相談することにしました。
想像通り、当時支払っていた家賃は高いと判断されました。
将来のプランを試算してもらうと、「もう少し家賃を下げましょう」となりました。家計を見直す際は、固定費を下げることがメインだそうです。保険などの見直しも行いましたが、毎月支払う家賃は家計の大部分を占めていたのです。
これがきっかけで、今後子どもが生まれた時にも無理なく生活が送れるように。と住み替えを考え始めました。
また、以前コラム「狭い家でもインテリアを諦めない工夫」でも少し触れた、我が家の主役“ダイニングセット”を購入したのもちょうど同じ頃。

当時住んでいた、賃貸マンションの雰囲気にどうも合わない。このダイニングセットに合う家に住みたい! という気持ちも湧いていました。
しかしながら、当時の賃貸マンションも有名なデザイナーの方々が設計した大規模マンションだったので、家賃を下げて別の賃貸マンションに引っ越したところで、はっきり言って理想の(このダイニングセットが合う)部屋を見つけるのは難しいはず。
ダイニングセットを譲ってくれた友人宅はフルリノベーションされたかっこいいお家。私たちも同じようにリノベーションをしたい! と熱が上がり始めました。
FPさんの意見は?
相談していたFPさんは、「将来は人口減少により土地の価値は下がる、物件を購入するよりは賃貸に住み続けた方が良い」という考えの持ち主でした。
そこで、賃貸も考えました。でも、予算内では私たちが求める部屋は見つかりません。ですからFPさんに、中古物件を購入してリノベーションをしたい意向を伝えました。
すると意外な答えが。
「英里さんたちにはその方向性が合っているんじゃないでしょうか」
いつも自宅に来て相談をしていたので、私たち夫婦の家やインテリアへのこだわりを感じていたのかもしれません。その日のうちに、物件を購入するにあたっての予算のシミュレーションしてくださいました。
ただ、算出された金額は想像よりも低く、驚きました。
それでも将来的に余裕を持った生活をする上では、この金額に収めましょう。と言われ納得。その提案された金額で物件を探すことになりました。
ちなみに元々中古物件をリノベーションをしたいと思っていたので、新築物件は探していませんでしたが、都内の新築物件はとても購入できない予算でした(涙)。