お家のフルリノベ、こだわりは細部まで
ドアは我が家の名脇役
お部屋のドアに思い入れのある方は、もしかすると少ないかもしれません。しかし、このドアは我が家の名脇役だと自慢できるドアなのです。
家づくりの際にインテリアやリノベーション雑誌を読み漁り、好みのドアを模索しました。どうやら私はブラック系のドアが気になるようです。
しかし、工務店さんとの打ち合わせでドアの話題は軽め。「こちらで木工で作りましょうか」とのこと。ありがたいですが、なんだか好みとは違うドアになってしまいそうで、却下しました。
そこでヴィンテージのドアを探すことに。けれど、ヴィンテージは1点ものなのでちょうど良いサイズが見つからない、状態がよくないなど、「これだ!」といったものには出会えませんでした。
そんなある日、SNSで好みのドアを発見!
そのドアの写真を載せていたアカウント主の方に早速質問しメーカーを教えてもらいました。幸いショールームが近くにあり、実物も確認しに行きました。実際に見てとても気に入ったので、めでたくドアが決定したのでした。
しかもそのメーカーは、私が希望していたアメリカンぽいドアノブや表示錠も扱っていて、同時に購入してドアに付けて納品してくれました。
購入したドアは元々白木で売られていたので、色を決める必要がありました。既に壁紙の色が決まっていたので、ブラックではなくコーヒーブラウンに相性の良いブラックに限りなく近い”ダークブラウン”をチョイス。
ブラックほどはっきりしすぎず壁に馴染んでいる気がしています。
床選びもリノベーションの醍醐味
リノベーションをするなら絶対に無垢床と決めていました。そして貼り方はヘリンボーンに憧れていました(杉綾とも言い、山形と谷型が連続するデザインです)。
このことを工務店さんに必須条件として最初の打ち合わせから伝えていました。そこで無垢床のメーカーを紹介していただき、例のごとくショールームへ足を運びました。
ちなみに、事前に候補の床板サンプルを1枚もらっていたのですが、全く想像ができませんでした。やはり実際に見てみることが大切です。
候補だったアッシュ材に加えて、他にウォールナットやパインなどの材木のヘリンボーンの見え方をチェック。
候補のアッシュ材にすると決めたのですが、念のためSNSで愛用者が居ないかチェックしてみました。するとドンピシャに同じフローリングのお宅を発見しました。
とても親切に「裸足で歩くと気持ちがいいですよ」と使い心地を教えていただけたり、日向と日陰の日焼け具合の違いまで写真に撮ってSNSにアップしてくれたりしました。
こうしてフローリングも確信を持って決めることができました。
アッシュ材は少し赤茶なのが特徴で、燻し加工がされほんのりいい香りがします。また、木材の赤茶色がリノベーションをするきっかけにもなった、ダイニングセットにも色の相性が良くて、この眺めが本当に好きです。
自分でリサーチし、こだわって決めた思い入れのある「壁・ドア・床」は、訪問してくださった方にはありがたいことに褒めていただけます。
家の壁といえばやっぱりホワイトでしょ。と思い込まず、色のアクセントウォールに挑戦して暮らしを楽しんでみてほしいものです。
お気に入りのものに囲まれての暮らしは日々潤いをもらえ、家で過ごす時間を有意義に使えるようになりました。
こんな私のちょっとしたこだわり、参考になれば嬉しいです。