海外での一人暮らし【NY編】
ひたすら街中のウィンドウを記録する日々
ニューヨークでは、平日の午前中は語学学校へ通い、午後は前職のアパレル企業のニューヨークオフィスでインターンシップとして働きました。退社はしましたが、上司が掛け合ってくれて、インターンシップをさせてもらえることになったのです。
しかし、使用していた「I-20」という学生ビザは就労禁止。インターンシップといえど、金銭を受け取ることはできません。割り切って「勉強させてもらっている」という気持ちで、毎日3時間ほどオフィスや店舗で働きました。
空いた時間は、街を歩き、ひたすらウィンドウを撮影しました。
マンハッタン中を歩き回りながら、気になったお店の写真を撮る日々。月に1回は5番街を歩いて、有名デパートのウィンドウも撮影していました。
一番良かったのは、やっぱりクリスマスの時期のウィンドウ!
今でこそ日本もクリスマスのディスプレイに力を入れているショップも多いですが、やはり本場ニューヨーク。どこもかしこも素敵なウィンドウばかりで、極寒の中、ウキウキして撮影していたことを思い出します。
この記事のために久しぶりに当時の写真を見返しましたが、すごい枚数の写真を撮影していました。この記録は私の財産です。
一人暮らしのインテリア
家賃の高いニューヨークでは、ルームシェアが主流。私も2軒ほどルームシェアをしました。
が、最終的には一人で住むのが気楽だとわかり、少し贅沢ですが一人暮らしをしていました。
住まいは、マンハッタンから少し離れた(メトロで30分くらい)のクイーンズ。レンガ作りの家が立ち並んでいて、緑の多いところでした。街中にリスがいたり、素敵な風景を今でも思い出します。
異国の街での一人暮らしは寂しい気もしますが、家に友達を呼んでよくホームパーティーをしたりと、にぎやかでした。
また、学生ながらもインテリアを楽しんでいました。
今見返すと手作り感満載のインテリアでお恥ずかしいのですが……。一時の仮住まいとはいえ、自分なりに気に入った空間を作って楽しんでいました。
IKEAで購入したカラフルなフレームに、好きな雑誌の切り抜きを入れたり、瓶にキャンディなどを入れてディスプレイしたり。
一番のお気に入りは、アーバン・アウトフィッターズで購入したベッドカバー。
劣化により処分しましたが、数年前まで使用していたくらい、お気に入りでした。
アパレルショップ以外にも、食器やキッチングッズを扱うショップに足を運ぶのも好きでした。
ニューヨークで出会ったキッチンツールブランド「OXO(オクソー)」は、今も愛用しています。とても使いやすいブランドの一つです。
この頃は、やっぱりアメリカ系のインテリアで、モダンだけど遊び心のあるテイストが好きでした。日々色んなインテリアのテイストを見ては、「これも好き、あれも好き、どうしよう」と迷走していたのかもしれません(笑)。
のちに、前回の記事で紹介したフィンランド旅行で、自分の好みのテイストが定まりました。